2025/06/24
階段昇降機に介護保険は使える?知っておきたい制度のポイントと代替方法
「高齢の親が階段の上り下りに苦労している」
「階段昇降機をつけてあげたいけど、介護保険って使えるの?」
このようなご相談を、私たちはよくいただきます。今回は、階段昇降機に介護保険は使えるのか? という疑問にお答えしながら、導入をご検討中の方に役立つ情報をまとめました。
■ 結論:階段昇降機は介護保険の対象外です
まず最初にお伝えしたいのは、階段昇降機(いす式昇降機)は介護保険の福祉用具レンタルや住宅改修の対象には含まれていません。
介護保険でレンタル・購入できる福祉用具は、
・ポータブルトイレ
・車いす
・手すりなどの「簡易な設置物」など、移動補助に該当するものに限られています。
階段昇降機は「住宅設備」にあたるため、制度上の支給対象にはならないのです。
■では、設置には全額自己負担?
介護保険の対象ではないため、原則は自己負担となりますが、以下のような制度や選択肢で費用を抑えることが可能です。
選択肢①:地方自治体の助成金・補助金
一部の市町村では、高齢者住宅改修やバリアフリー工事の一環として、階段昇降機に対する助成制度を設けているところもあります。必ず自治体に確認することが必要です。
選択肢②:レンタルで初期費用を抑える
レンタルなら1カ月から利用でき、初期費用を大きく抑えることが可能です。
「退院後の一時利用」など、柔軟な使い方ができるのもレンタルの魅力です。

■まとめ
階段昇降機は残念ながら介護保険の対象ではありません。
しかし、補助制度の活用やレンタルという選択肢をうまく使うことで、経済的負担を軽減して導入することは可能です。
まずはお気軽に、現地調査やお見積もりのご相談から始めてみませんか?
費用感や設置可否がわかることで、今後のプランも立てやすくなります。